旧神のささやきのカード評価(Work in progress)
旧神のささやきが発表されたので、自分なりにカードの感想を述べたいと思います。
カードの写真は見出しにマウスオーバーすると出ますので、活用ください。
クラーケン年のスタンダード環境での評価となります。
では、お楽しみください。
禁じられたカード達
「0マナでマナを全て消費して、消費した分の効果を得る」というあたらしいメカニックのカードが登場しました。
効果の規模を自由に選べる代わりに他のカードに比べて費用対効果が少し悪くなっています。
カードを出す順番によって効果が大きく変わるため、選択肢が増えるので、上級者向けのカードという印象です。
《Forbidden Flame / 禁じられし炎》
メイジのミニオン専用ダメージスペルです。
採用★
ミニオン専用なのでフィニッシャーにはなりません。序盤に使用するとしても、他に費用対効果のいい呪文が沢山存在するので、これらの代わりに禁じられし炎をデッキに採用することはあまり考えられません。
- 《Arcane Blast / 魔力の炸裂》
- 《Frostbolt / フロストボルト》
- 《Forgotten Torch / 忘れ去られた松明》
- 《Fireball / ファイアーボール》
- 《Flame Lance / フレイムランス》一番近いのがこれ
- 《Ice Lance / アイスランス》
- 《Pyroblast / パイロブラスト》
トークン★★★
一方、《Ethereal Conjurer / イセリアルの召術師》の発見などで手札に加える際はダメージスペルとして充分な働きをすると思うので、トークンとしての活躍に期待したいです。
《Forbidden Shaping / 禁じられし創造》
プリーストのランダムな召喚スペルです。コスト指定召喚のメカニックを持っています。(eg. 《Master of Evolution / 進化を統べるもの》) コスト指定召喚は雄叫びが発動しないことや状況に合わないカードがでてくることがデメリットになるので、コスト分の働きはしません。
採用★★
序盤にも終盤にも打てるミニオン展開カードとして、とても強力です。コントロールプリーストの考え方に合っています。
- 《Museum Curator / 博物館のキュレーター》 2ターン目にも打てるし中盤にも打てるカード
《Forbidden Healing / 禁じられし癒し》
パラディンの回復スペルです。パラディンのテーマは「戦闘によって相手を倒す」なので、テーマに合っています。順当。
採用★
回復スペルはもともとありますが、採用されていません。採用されることがあるのでしょうか。
独自性★
10マナ20点という大回復をするカードは他にレノさんくらいしかないので、そういう需要があれば採用されるとおもいますが。。。
- 《Lay on Hands / 按手の儀式》 中回復しつつ手札を肥やせる
- 《Reno Jackson / レノ・ジャクソン》 ハイランダー専用の大回復カード
10マナの旧支配者たち
この拡張の主人公である旧支配者たちです。どれも10マナのコストと盤面に多大な影響をあたえる登場時効果がついています。
これらのカードをフィニッシャーにして新しいデッキが沢山でてくることを考えるとわくわくが止まりませんね。
《C'Thun / クトゥーン》と専用サポートカード、評価は保留
10ターン目に盤面に強大なミニオンを置きつつスプリットダメージで盤面制圧をねらう旧神です。
保留。
《Y'Shaarj, Rage Unbound / 放たれし激昂ヤシャラージュ》
10ターン目にソフトトーント付きの10/10ともう一体を一緒に召喚して、強力な盤面をつくる旧神です。
軸★独自性★★★
最もレイトゲームに向いているカードです。10ターン目でまだリーサルゲーム(いかに手札からリーサルダメージをだすか、相手のリーサルを妨害するかが大事になる時間帯)になっていない場合、相手は10/10を除去しないといけないので、バリューを大きく失うことになります。
サポート「大型ミニオン」
デッキに入れる大型ミニオンの割合を大きくしないと、このミニオンの効果は活かせないので、構築の軸になります。
同じようなサポートを持つカードには《Varian Wrynn / ヴァリアン・リン》がありますね。
《N'Zoth the Corruptor / 頽廃させしものン=ゾス》
10ターン目に大量のミニオン展開をして、強力な盤面をつくる旧神です。
サポート「断末魔ミニオン」
このカードを活かすにはデッキに断末魔ミニオンをたくさんいれる必要があります。
軸★★★
挑発ミニオンを出すことが出来れば、ダメージスペルをいれてないデッキ(パラディン等)から顔を守ることができるので、10ターン目の行動としてとても強力です。11ターン目の勝ちを狙うレイトゲーム向けのカードになります。
- 《Anyfin Can Happen / 七つの鯛罪》 10ターン目に盤面構築を狙うカードとして似ています。こちらは突撃もちを含むのでフィニッシャーを兼ねているところが違いますね。
嫌な予感★★★
断末魔と挑発をもつミニオンはこの4つ(スタンダードのみ) - 《Abomination / 涜れしもの》 - 《Chillmaw / チルモー》 - 《Tirion Fordring / ティリオン・フォードリング》 - 《Infested Tauren / 蝕まれしトーレン》
これを見るとなにか悪さができそうな予感がしますね。
《Yogg-Saron, Hope's End / 希望の終焉 ヨグ=サロン》
10ターン目に盤面をめちゃくちゃにするカードです。
サポート「呪文」
このカードを活かすにはデッキに呪文カードを入れる必要があります。
イースポーツ★★
使ってみないとわかりませんが、とても楽しく相手に使われると壁に穴が開くカードNo.1です。
予測不可能性★★★
不利マッチを有利にするために使えたりするんでしょうか。予測できません。
《Ancient Harbinger / 古代の先遣者》
ソフトトーントをもつ6/4/6の中立ドローエンジンです。
採用★
スタッツがいまいちですが、効果は強力なので、うまく保護しつつ召喚する形になるでしょう。
潜在力★★
このカードがあるおかげでデッキに1枚しか入れられない旧神を事故らず召喚することができます。 旧神を出すことが主な勝ち筋のデッキなら入れる必要があるかもしれません。
サポート「10マナミニオン」
このカードを活かすには1ターン生き延びらせる手段と10マナのミニオンが必要になります。